記:1996年2月15日著
人間たちは重力が唯一の並外れた力と考えていますが、重力は多くの面をもち、当該の物体の構成と相互間の距離により変化します。
重力というものは、さまざまな構成の物体のあいだで異なります。
それぞれの構造の適合性により、互いにより引きつけ合う構成物のように。
それらの構成には、分析するのに無関係な劇的状況などは、存在しません。
金属は、磁化された構成部分が相関関係の要素となり、このような中で、駄洒落ではないですが、どっしりと異彩を放ちます。
物体が回転するための順応性が存在する点で、一つ、あるいは両方の物体が、磁気作用によって、整列するように移動するでしょう。
これには、わずかですが、時間がかかるので、ゆえに鉄球は、ほんのわずかに磁化された保持力を有する同等の重さの物体よりも、真空中では、よりゆっくりと落下するように見えるかもしれません。
有機化合物もまた、無機化合物とは異なった方法で、重力に反応しますが、これは★原子間の複雑な結びつきによります。
このような結合は、一つ以上の原子に共有されるとい場合には、接着剤のように作用する電子との結びつきも含みます。
したがって、★有機物質は、一般に、自由な電子を有する物体が、重力に引きつけられる間に、作用する干渉を体験しないでしょう。
★無機物質は本質的に、電子を分散するためにはじき出すか、あるいは取り込むのに、その動きに手間どり、時間がかかります。
一般的に、物体が重ければ重いほど、別の物体に対してその内部に発生する重力は大きくなります。
重力はあいまいに構成されたものなどではありませんが、この事実は、劇的状況の大部分が、物体それ自体の内部で起こるために、この劇的状況を観察している人々により見失われてしまいます。
なぜこのことが問題とならないのでしょうか?
なぜ物質は、引力によって、すぐ近くの物質ではなく、隣接してもいない物質に到達するのでしょうか?
何人かの人々は、これを内重力圧縮と呼びますが、これは単に、太陽あるいは惑星のような天体の場合、一般に中央近くに存在する、より大きな容積の物体に向かって、それぞれの原子を引っぱるために働く重力にすぎません。
重力の力が、★すべての方向に及ぶので、より大きな或いはより重い物体は、より小さく或いはより軽い物体よりも、強い牽引力を放っています。
いくつかの物体が、互いに生じる牽引力に巻き込まれる時、それぞれの牽引力により生じる緊張が物体全体が振動する原因となりますが、物体の質量と構成と相互間の距離により、力の平衡状態が定着されます。
人間たちは、惑星のような巨大な天体が相互間に発生する斥力を考慮していないので、人間たち自身の重力に対する理解力が不完全であることを悟るでしょう。